覚え書き

有象無象の社会人のうちの一人が考えを整理する場所です。同じようなことを考えている方の役に立てれば幸いです。

夏休みが終わってしまうわけだけれども

人生の夏休みだなんて、大層なことを言われたものだ。正直腹が立つ。実際の日常は、その潤沢過ぎる時間に押しつぶされて、鬱屈とした心情を抱えながらもがくしかないというのに。
でも、だからこそ、自分一人の時間の使い方や、新しい所属を選ぶための準備、自分の人生の整理などができるだろう。
どこかの素晴らしい校長先生の言葉を思い出してみる。大学に行くということの意味は、自らの孤独を直視することであると、そういった意味合いだったと思う。
海を見に行く自由、僕は直接海を見にいってはいないけれど、この夏に関しては、孤独を直視して海を見にいったのうなものだったと感じている。
自分の欠点を決して親や環境のせいにしない覚悟。
自分自身の持ち味を正面から認める寛容性。
笑顔で自分の良さを表出する度胸。
自分のやってきたことに誇りと責任を持つこと。
自己嫌悪という、最大の自己陶酔からの脱出。
消すことのできない思い出や傷との向き合い方。
ミサイルが落ちて死なれたら困る人の存在を大事にすること。
健全な精神は健全な肉体に宿るということ。
あらゆる面から自分の弱点と向き合い、対症療法的ではあるものの、1つ1つ解くことができたと思う。
分かり易くはない成長だが、この悩ましく、愛すべき時間を誇れる男にこれからなって行く他にないのだ。